昭和からの記憶の旅

わたしが実際に生まれ育った昭和。冬は火鉢が当たり前。子供たちはどんな遊びをしていたのか。アイスクリームが十円だった時代から現在までを振り返ります

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第28回 二軒長屋

祖父の遺品。謄写版の紙だと思う。 わたしが六歳まで暮らしていたのは二軒長屋でした。ここは母の生家でもありました。かつてはこの付近には二軒長屋の棟が立ち並んでいたということです。 戦後になるまで、内務省の職員だった祖父の事務所がすぐ近くにあっ…

第27回 魔法では家を造れません

ビートルズが来日した1966年の12月から、魔法使いサリーの放送が始まりました。 その頃ちょうど両親が家を新築したのですが、サリーちゃんがオープニングでするように、木の切り株から家を造ってしまうわけにはいきませんでした。魔法が使えないので近所の大…

第26回 一家『いっけ』は続く

『一家』と書いて、普通は、『いっか』と読みます。 清水一家の次郎長親分、というかんじですね。 父、母、兄がいて、自分がいる、一家団欒、というかんじですね。 しかし例えば、『山本家』は『やまもとか』ではなく、『やまもとけ』と読みます。 親族に関…